MASAMORI TOKUYAMA

徳山昌守

卓越した左ジャブと距離感で試合を支配し、
WBC世界スーパーフライ級王座を2度獲得した技巧派王者。

世界王座通算9度防衛を成し遂げた名チャンピオン。

JAPANESE BOXING LEGEND

徳山昌守とは

徳山昌守は、2000年代前半の日本ボクシング界を代表する世界王者です。
左ジャブ、フットワーク、正確な距離感を武器に、
WBC世界スーパーフライ級王座を2度獲得しました。

世界王座の連続防衛は8度、返り咲き後の防衛を含めると通算9度。
川嶋勝重との3度にわたる対戦をはじめ、
日本ボクシング史に残る数々の世界戦を戦いました。

PROFILE

徳山昌守 プロフィール

生年月日
1974年9月17日
出身
東京都
階級
スーパーフライ級
所属
金沢ボクシングジム
プロ戦績
36戦32勝3敗1分
KO勝利
8KO

BOXING CAREER

世界王座2度獲得と9度防衛の歴史

01
RISE TO THE TOP

井岡弘樹を破って世界へ前進

1998年12月、元世界2階級王者の井岡弘樹に判定勝利。
その後、東洋太平洋スーパーフライ級王座を獲得し、
世界挑戦へ大きく前進しました。

02
WORLD CHAMPION

曹仁柱を破って世界王者

2000年8月27日、WBC世界スーパーフライ級王者の曹仁柱に判定勝利。
世界初挑戦でWBC世界王座を獲得しました。

03
EIGHT DEFENSES

技巧を武器に8度連続防衛

左ジャブと優れた距離感を武器に、名護明彦、ジェリー・ペニャロサ、
ディミトリー・キリロフらを相手に世界王座を8度連続で防衛しました。

04
RETURN TO THE TOP

川嶋勝重への雪辱と王座返り咲き

2004年に川嶋勝重へ敗れて王座を失いましたが、
2005年7月の再戦に判定勝利して世界王座へ返り咲きました。
返り咲き後も防衛に成功し、世界王座通算9度防衛を記録しました。

TOKUYAMA FIGHTS

徳山昌守を名勝負10本で振り返る

徳山昌守の世界王座獲得、連続防衛、王座陥落、そして返り咲きまでを、
現在YouTubeで視聴できる試合映像とともに振り返ります。

01
FIRST WORLD TITLE

徳山昌守 vs 曹仁柱 第1戦

2000年8月27日のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
徳山昌守が世界初挑戦で判定勝利し、WBC世界王座を獲得した一戦です。

02
FIRST DEFENSE

徳山昌守 vs 名護明彦

2000年12月12日のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
強打を持つ名護明彦を迎えた、徳山昌守の世界王座初防衛戦です。

03
REMATCH IN SEOUL

徳山昌守 vs 曹仁柱 第2戦

2001年5月20日、韓国・ソウルで行われた再戦。
敵地で前王者の曹仁柱を再び退けた世界タイトルマッチです。

04
FOURTH DEFENSE

徳山昌守 vs 柳光和博

2002年3月23日のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
徳山昌守が柳光和博を迎えた4度目の防衛戦です。

05
WORLD TITLE DEFENSE

徳山昌守 vs エリック・ロペス

2002年8月26日に行われた世界タイトルマッチ。
正確な左ジャブと距離の支配に注目したい防衛戦です。

06
PENALOSA REMATCH

徳山昌守 vs ジェリー・ペニャロサ 第2戦

2002年12月20日のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
世界トップクラスの技巧を持つペニャロサとの再戦です。

07
KAWASHIMA I

徳山昌守 vs 川嶋勝重 第1戦

2003年6月23日に行われた両者最初の世界タイトルマッチ。
徳山昌守と川嶋勝重による3度の対戦は、日本ボクシング史に残るシリーズとなりました。

08
KAWASHIMA II

徳山昌守 vs 川嶋勝重 第2戦

2004年6月28日の9度目の防衛戦。
川嶋勝重の強打を受けて初回TKOで敗れ、長く守った世界王座を失った一戦です。

09
RETURN TO THE TOP

徳山昌守 vs 川嶋勝重 第3戦

2005年7月18日の世界タイトルマッチ。
前戦の敗北から約1年後、徳山昌守が判定勝利で雪辱し、世界王座へ返り咲きました。

10
FINAL WORLD TITLE FIGHT

徳山昌守 vs ホセ・ナバーロ

2006年2月27日のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
徳山昌守が判定勝利で王座を防衛した、現役最後の試合です。

SOARBOXING VIEW

徳山昌守の強さと魅力

徳山昌守の最大の魅力は、派手な強打だけに頼らず、
左ジャブ、フットワーク、距離感によって試合全体を支配する技術にあります。
相手の攻撃が届かない位置を保ちながら、自分のパンチだけを正確に当てていく、
非常に完成度の高いボクシングを見せました。

36戦でKO勝ちは8度ですが、この数字は決して攻撃力の低さを意味するものではありません。
相手の特徴を見極め、無理に倒しにいかず、12ラウンドを通して勝利へつなげる判断力こそ、
長期間世界王座を守り続けられた大きな理由だと思います。

川嶋勝重に初回TKOで敗れた後、約1年後の再戦で冷静に判定勝利し、
世界王座へ返り咲いたことも徳山昌守の技術と精神力を象徴しています。
ボクシングにおける距離、ジャブ、試合運びを学ぶうえで、
現在でも参考になる名王者です。

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井上 亮

SOARBOXING代表・ボクシングトレーナー。元プロキックボクサー・元プロボクサー。キックボクシング戦績6戦5勝1敗4KO、プロボクシング戦績12戦5勝6敗1分け2KO。2013年にSOARBOXINGを創業。自身の競技経験と指導経験をもとに、ボクシングの技術、試合分析、トレーニング方法などを解説しています。指導選手には日本王者・東洋太平洋王者の実績があります。